特殊建築物等定期調査・建築設備定期検査の北工房 | 特殊建築物の定期調査奮闘Blog in 北海道 成田翔の汗かき定期報告

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新しいシステムを導入しました

北工房で特定建築物の定期報告を担当している成田です!

今日は弊社に新しいシステムを導入したのでご紹介します。
まずは特定建築物の定期報告がどんな流れで進むのかご紹介します。

 

特定建築物の定期調査・報告の流れ

①札幌市の場合、毎年4月~5月の頭に報告義務のある特定建築物の建物オーナーまたは管理者宛てに通知が届きます。
郵送で書面が届きますが、中には必要な定期報告について記載されています。

②打ち合わせや必要書類の確認、お見積の作成をします。
確認申請の副本や竣工図、ある場合は前回の定期報告書をご準備ください。
(お手元にない場合でも行政で確認できる情報もあるのでご相談ください)

③正式に発注となりましたら現地での調査となります。
施設等によっては検査は営業に支障の出ない時間帯でお願いしたい等あるかと思います。
ご相談ください。

④現地でのメモ(野帳)を元に報告書を作成します。
物件の規模や実施した調査によっては数名で何日もかけて情報を整理し、まとめていくこともあります。

⑤ご依頼者様への報告を行います。
北工房はビル管理会社等ではなく一級建築士事務所ですので、是正箇所があった場合、どうやって直したらいいか?それにはどのくらいの時間と費用が発生するか?等、修繕工事へのアドバイスも承っております。

⑥報告書を行政へ提出し、ご精算となります。

 

どんなシステムを取り入れたか

こちらのパッドで報告書作成が可能なシステムを導入しました!

あらかじめお伺いする建物の情報を入力しておけば、調査・検査を行いながら直接パッド画面上の図面に不具合箇所を書きこんだり、報告書を調査と同時進行で作成できます。
つまり上段の③と④が同時にできるようになったのです。

これで帰社後の作業が大幅に減るので、お急ぎの調査にも対応しやすくなります!

現地調査時にパッドに夢中になっていることが出てくるかと思いますが、遊んでるわけではなくきちんと報告書を作成しているところなのでご理解くださいませ!
きちんとプライバシーにも配慮し、画面に覗き見防止フィルターもしっかり装着しました。

 

そろそろ…

そろそろ令和2年度が終わります。

ここできちんと報告義務を果たせなければ、札幌市のwebページ上にここの建物は未報告ですと建物名や住所などが公開されてしまいます。
公開されないために報告を行うわけではありませんが、令和3年度がスタートすると令和2年度に必要な報告を怠ったという事実は今後消すことはできなくなります。

ぜひ何かあればお早めにご相談ください。