特殊建築物等定期調査・建築設備定期検査の北工房 | 特殊建築物の定期調査奮闘Blog in 北海道 成田翔の汗かき定期報告

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そこは節電しちゃだめ

広報の成田です。
特殊建築物定期報告の今年度の締切が迫ってまいりました。
建物用途などによって異なりますが、多くが9月末日までの期限となっております。

現地調査を行っている成田も、調査と報告書作成に忙しくしており、せっかく始めたブログの更新がなかなか追いついておりません。
嬉しいことに、お問い合わせの際にブログ見ましたよと言ってくださる方もいて、少しずつ、少しずつでもいいので、皆様にいろいろとお伝えできたらと思います。

 

宮の沢ハイツ、どうなった?

先日弊社代表の栃木が宮の沢ハイツ庇崩落事故の件で、HBCさんの取材を受けてまいりました。
コチラが現在の宮の沢ハイツと、9/4(月)「今日ドキッ!」放送の様子です。

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こちらについてはまた近々…

 

 

蛍光灯を間引いて節電♪節電♪

さてさて今日の本題は節電についてです。

マンションの廊下や階段などの共用部にあるこんな蛍光灯、よく見る光景かと思います。

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長い廊下だと、数メートルおきにずらっと蛍光灯が並んでいますよね。
建物によっては昼間もつけっぱなしのところもあります。

これでは電気代もかかるし、エコじゃない!もったいない!と、あまり使用しない部分の蛍光灯をところどころ間引きして節電されているオーナーや管理人さんがよくいらっしゃいます。

 

間引き方によっては余計電気代がかかる場合もあるそうです

使わないところの電灯は取ってしまう、最上級の節電方法に思えます。

しかし…

そもそも設計の段階で照度なども考慮しているので、蛍光灯を間引いてしまうと明るさにムラが出たり、オフィスなどでは視環境に大きく影響が出ることも考えられますので、そういった意味ではおすすめはできません。
蛍光灯の種類によっては取ると余計に電力がかかる、というものもあるようなので、「蛍光灯間引き節電」は注意が必要です。
特に2本付いているうちの1本だけを取ると、もう1本の方に大きく負担がかかり、蛍光灯自体の寿命を縮めてしまったりするそうです。

電気代節約をして、蛍光灯を頻繁に買い換えていたら意味がないですね…(笑)

しかし廊下数メートルごとに煌々と輝く電灯を見ると、やはりエコ心が働き、薄暗くても問題のなさそうなマンションの廊下や階段で蛍光灯を間引くオーナーさんの気持ちがよくわかります。
(私もケチです)

 

そこは節電しちゃだめ!!

こちらは先日伺った先で実際に撮影した写真です。

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蛍光灯が取り外されていますが、こちらは明かり取りだけのための照明器具ではありません。

万が一の時に避難通路などを照らしてくれる「非常用照明」…なんです。

非常用照明は建築基準法で照度や電気配線(耐熱構造など)、電源(非常時に30分以上、大型施設などは60分以上点灯する)など細かく定められています。
しかし照明器具を非常用照明との「併用型」として採用するケースは少なくありません。

プロではない限り、たくさん並んだ蛍光灯のうち、どれが非常用照明でどれが照明器具なのか、判断はできないかと思います。

節電、節電、と非常用照明を取り外してしまってはいけません。
万が一取り外す場合は、必ず建築士や専門業者などに確認をしていただきたいと思います。

 

良かれと思って…は良くありません

最近ではLEDランプも普及してきています。
工事不要のものもあり、節電のためにご家庭の照明を交換する方も多いですよね。

しかし通常電源時は点灯しているのに非常用電源に切り替わると点灯しないという不具合も発生しているようで、注意が必要です。

また、非常用照明の本体の交換は有資格者でないとできません。
(蓄電池やランプの交換は資格不要です)

 

良かれと思って節電のために蛍光灯を間引いたり、

良かれと思ってエコのためにLED化(正しくない方法で)したり、

それは全然良くないんです!!

オーナーさん、管理者の方はランニングコストだけに目を取られず、万が一の時に機器が正しく機能する事を最優先に考えてくださいね!

 

【特殊建築物の定期調査・建築設備の定期検査のことなら何でもご相談ください。】
(株)北工房 TEL:011-622-7111(定期報告担当:成田)