調査・検査の主な内容
1.特殊建築物等定期調査の主な調査内容
特殊建築物等定期調査と、建築設備定期検査の内容は主に下記の6つに分けられます。
A.「敷地および地盤」の調査
敷地の地盤沈下および排水の状況、塀や擁壁(ようへき)等の維持保全の状況
敷地の地盤沈下
コンクリートブロック塀の
ひび割れ
B.「建築物の外部」の調査
基礎および土台、外壁、窓サッシ等の維持保全の状況
外壁躯体のひび割れ
外壁タイルのひび割れ
基礎のひび割れ点検
外壁タイル等の全面打診、赤外線装置法による調査も行っております。
C.「屋上および屋根」の調査
屋上面および屋根、屋外機器等の維持保全の状況
屋上面の防水の劣化
ルーフドレン金物の目詰まり
D.「建築物の内部」の調査
防火区画および内壁、床、天井、居室の採光および換気等の維持保全の状況
内壁躯体のひび割れ
主要構造部の耐火被覆の剥離
(はくり)
E.「避難施設等」の調査
避難経路および避難階段、排煙設備、非常用の照明装置等の維持保全の状況
避難階段に物品
自然排煙窓の開閉不良
自然排煙窓の開閉点検
F.「その他」の調査
避雷設備および煙突等の維持保全の状況
避雷針のサビ
2.建築設備定期検査の主な検査内容
建築設備定期検査の内容は主に下記の4つに分けられます。
A.「機械換気設備」の調査
換気設備の風量測定、厨房排気の風量測定、機器の運転の状況の確認および検査
吹出口
換気設備の風量測定
防火区画の貫通未処理
防火ダンパーのハンドルが
配管に当たって閉まらない
B.「機械排煙設備」の調査
機械排煙設備の風量測定、排煙機の運転の状況の確認および検査
機械排煙口
機械排煙口の開き不良
機械排煙口の手動開放装置の操作不可
C.「非常用の照明装置」の調査
非常用の照明装置の照度測定、非常用の照明装置の点灯確認、配線の不備等の確認および検査
非常用の照明装置
非常用の照明装置の
バッテリー切れ
非常用照明の点検
D.「給水設備および排水設備」の調査
給水設備および給湯設備、排水設備、機器運転の状況の確認および検査
※北海道では「給水設備および排水設備」は検査報告対象外となっております。