特殊建築物等定期調査・建築設備定期検査の北工房 | 特殊建築物の定期調査奮闘Blog in 北海道 成田翔の汗かき定期報告

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春の建築物防災週間です!

令和3年4月20日(火)~4月26日(月)の期間、札幌市では「春の建築物防災週間」として、建築物に関する防災知識の普及や、制度の周知など建築物の防災対策推進のために市民に呼びかけを行っています。

建物の所有者、管理者の方はぜひこの期間に一度、建築物の状態を確認してみてください。

 

外壁にひび割れがあったり、タイル・窓ガラス・広告板等に落下しそうな状態のものはないか、外観を確認してみてください。

定期的にセルフチェックを行い、劣化や不具合が進行していないか確認するためにも、撮れる位置にあるものは写真に残しておくと比較しやすいかと思います。

また、避難経路上にものが置きっぱなしになっていないか確認をしてみてください。

非常用照明も最近はLEDが主流ですが、中には球切れもしくはバッテリー切れ状態になっているものもありますので、確認できる範囲でしておくと安心でしょう。

※不審者と間違われないようくれぐれもご注意ください
※危険な箇所などは絶対に無理をしないでください

 

特定建築物の定期報告の対象となっている建築物は最低でも3年に1度(建物用途による)は専門家による定期調査・定期検査がありますが、定期的に所有している建築物の状態やメンテナンスに目を向ける習慣をつけることは、建物を管理していくうえでとても大切な習慣です。

冬季に外壁が凍害を起こしていたり、雪解け水によって露出してしまっていた鉄筋の劣化が大幅に進んでいたりすることもありますので、この時期の点検はとても意味のあるものです。

何時間もかかる作業ではありませんので、ぜひご確認の上、気になる事象などあれば専門家へご相談ください。

 

 

ちなみに今年度の特定建築物の定期報告もそろそろ通知が届くころかと思います。

毎年ご依頼くださっているオーナー様からは、混みあう前に先に日程調整させてください~とすでにご連絡をいただいている状況で、新年度、すでにスケジュールが埋まってきている状況で嬉しい悲鳴をあげています。

コロナの状況も昨年度と大きく変わらず、特に高齢者施設や人の出入りが多い公共施設などの調査は、常に対策を行いながら慎重に行っていきたいと思っています。

 

プライベートでは我が家の三女が小学校に入学をしました。

こちらもコロナの影響で入学式が縮小となったり様々な制約はありますが、その我慢の多い生活の中でも何か楽しいことを見つけ、お友達や先生と笑顔で過ごせられたらいいなぁと思います。