特殊建築物等定期調査・建築設備定期検査の北工房 | 特殊建築物の定期調査奮闘Blog in 北海道 成田翔の汗かき定期報告

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ダクトに穴

体育施設の「特定建築物の建築設備定期検査」に行ってきました。

そこで見つかった空調設備の指摘事項についてご紹介します。

穴。

空調用のダクトに穴が空いていました。

北海道札幌市 特殊建築物等定期調査・建築設備定期検査の北工房 成田翔

これは穴が空いていたから危険!というものではありませんが、循環している空気が穴から漏れているため、機械本来の能力が発揮できていないという事になります。

空気調和設備は温度や湿度、一酸化炭素や二酸化炭素含有率、浮遊粉じん量などを空気を循環させることで室内環境を調整する建築設備で、今回は体育施設のダクトでしたので、運動場などの大勢の方が利用する室内環境が最適ではない可能性があります。

 

穴の原因は特定できず…

目視点検では「劣化」などではなく何かの衝撃で穴が空いたように見受けられ、補修したような痕跡もありました。

が、残念ながらこれでは補修しきれていません…
(補修後にまた何かの原因で穴が空いたのでしょうか…??)

施設担当者の方へお話を聞きましたが、わたしもわかりませんと仰っていました。

 

「空気調和設備及び配管の劣化及び損傷の状況」という換気設備の検査項目にて「要是正」となります。

 

直すといっても…

建築物が大きくなればなるほど少しの補修にも大きなお金がかかることもありますし、誰かの一存で「ウン、直そう!」とはなりません。

しかし子どもからお年寄りまでが集まる場所ですので、計画的に修繕を行っていただけたらなと感じます。

 

北海道札幌市 特殊建築物等定期調査・建築設備定期検査の北工房
成田翔